今はソフトシンセでもFM音源が多くなりましたよね。うちはベタですが『NATIVE INSTRUMENTS FM8』がインストールされています。
ただ個人的にはクラブミュージックでベースに使う場合は良い意味で音の荒いハードのFM音源を使う事が多いです。ちなみにYAMAHAのTX81Zを気に入って使っています。4オペで音作りもシンプルですし音色もSNが悪い点(ノイズが多い)も含めて好みなんですね(笑)。
もう15年位前に中古で購入して当時はエディタもなかったので本体で気合でエディットしてました…(笑)、本体だけだとパラメーターの階層が深く非常に面倒でしたが、FMシンセの基本の音作りはTX81Zで覚えれました。今は数年前にネットでみつけたエディタ『OPfour』を使っています。スタンドアローンでも動くので非常に便利で気に入っています。
先ほど検索してみたところ作者さんのサイトには『OPfour』はなくなっていましたが、Abletonから配布されたLive Pack「Classic Synths」にシンセとして「Opfour」が収録されており、作者さんサイトにある『MIDI-UDP Bridge (for Opfour M4L)opfour-bridge』というパッチを使えば、エディタとして使えるみたいですね。
ともかく素晴らしいエディタを作った作者さんに感謝です!
TX81Zの音色。
最近またFM特有のゴリッとした質感のベースが鳴らしたくなり、久しぶりにTX81ZとOPfourで音色を作りました。好みの音が出来たのでMPCでシーケンスさせていたら、そのベースラインからインスピレーションされて良い感じのサクッと1曲に仕上がりました。
こんな感じに機材で遊んだり実験してる最小単位なとこからイメージが見えてきて1つの世界感として曲になっていく、ダンスミュージック作りは、そんな工程が楽しいし好きですね〜。
アナログシンセとは違った太さと質感が良いんですよね〜。
このベースラインを鳴らしながら他パートをMPCでシーケンスさせてベーシックは作りました。今回ドラムはシンセで作った音色やサンプルをロービットサンプラーで鳴らしています。他のシンセはソフトとハード半々くらいだった様な気がします…(笑)。フックに使っている声は自分の声を録音してエフェクトしたものです。
そうやって仕上がった曲が下記の『4OPal』です。名前は4オペと硬質なイメージから石のopalをかけました(笑)。
ミックスでベース単体にはEQとマルチバンドコンプで音色を作り、空間系はディレイが少〜しかかっています。フロアでも良い感じに鳴る低音に仕上がったと思いますので良かったらチェックしてみてくださいね。